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Encounter -邂逅 Beppu あるいは Ongoing-
Encounter -邂逅 Beppu あるいは Ongoing- イメージ

2008年東京の吉祥寺でその歩みを始めたArt Center Ongoing。2週間の企画展を休みなく開催し続けるアートスペースという、世界を見渡しても他に類を見ないペースでその活動を続けて今年で18年。

築き上げられたアーティストのネットワークは、東京だけでなくアジアやヨーロッパにも広がり続けています。そのOngoingが別府でスペースを始めます。

その名は”HOYOUJYO Ongoing”

日々の戦いで疲れたアーティストの保養所となるべく発進するこのスペースでこれからどんなことが巻き起こっていくのか。

このHOYOUJO Ongoingの柿落としの企画に、Art Center Ongoingに所縁のある新旧アーティストが別府に集結します。

歴史ある建築物を舞台とした4名の作家による展示に加え、5名の映像作家の特別上映プログラム、またアーティストトークやパフォーマンスイベントなど、毎日何かが起こり続ける10日間です。

別府に湧き出した熱すぎるアートの源泉の一番風呂を存分にお楽しみください!

概要

タイトルEncounter – 邂逅 Beppu あるいは Ongoing –
会期2026年3月6日(金)~ 3月15日(日) 入場無料
開場時間月~木・日 12:00~18:00
金・土 12:00~21:00
※初日6日(金)は18:00~
会場HOYOUJO Ongoing (別府市秋葉町7-33 べっぷかんこうかい2F)
主催Art Center Ongoing
協力ANOMALY
題字小川和子
助成アーティスト・クリエイターによる別府の魅力発信活動事業

はじめに

Encounter
– 邂逅 Beppu あるいは Ongoing –

2026年3月初頭、東京武蔵野で活動を続ける芸術複合施設 Art Center Ongoingに所縁のある新旧アーティストが別府に集結します。

本展のタイトルとなっているEncounterは、日本語では邂逅と訳されます。それは、思いがけず偶然に出会う、運命的で感動的な巡り合わせを意味する言葉。

本展の展示作家たちはみな、Art Center Ongoingと関係の深い作家たちであり、彼らは別府に滞在し、そこで得た体験をもとに、今回、新たな作品を生み出しました。

Beppuとの邂逅で生まれた作品群はジモセン(地元の銭湯の訳語)のお湯と同じぐらい熱々なのは間違いありません。

また本展の舞台となる、HOYOUJYO Ongoingを訪れる方々の中には、現在進行形で蠢き続けるOngoingという磁場に集うアーティストが生み出す躍動感や情念に初めて触れる方も少なくないことでしょう。

このBeppuあるいはOngoingとの運命的な巡り合わせ=邂逅はあなたの心の中の言葉にならない深い部分をこれから揺さぶり続けることとなるはずです。
  

小川希(おがわのぞむ)

Art Center Ongoing 代表

1976年東京都生まれ。2008年1月に東京・吉祥寺に芸術複合施設Art Center Ongoingを設立。2025年6月に横浜・新高島駅地下1階にArt Center NEWを設立。地域密着型アートプロジェクトTERATOTERAディレクター(2009年-2020年)、レター/アート/プロジェクト「とどく」ディレクター(2020年-2022年)、茨城県県北芸術村推進事業交流型アートプロジェクトキュレーター(2019年)、など多くのプロジェクトを手掛ける。2016年には国際交流基金のフェローシップを獲得し東南アジア9カ国83箇所のオルタナティブスペースのリサーチ、2021年には文化庁新進芸術家海外研修制度にてウィーンに1年間滞在しヨーロッパにおけるオルタナティブスペースのリサーチを行う。令和6年度 芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞。


展示作家

柴田祐輔

アーティスト。1980年福岡県生まれ。2007年武蔵野美術大学大学院美術専攻版画コース修了。現実世界の曖昧さや不確かさに着目し、映像・写真・オブジェなど様々なメディアを使ったインスタレーションを国内外で発表。2019年には国際交流基金Asia Fellowshipで東南アジア6カ国、11都市でビデオ史に関するリサーチを行った。

鈴木貴徳

神奈川生まれ、大分在住。
2018年美術集団「現実」結成、2020年解散。同年、オランダ、ライクスアカデミーのレジデンスに参加、2022年修了。
ある出来事、歴史、文脈を通した横断的手法で芸術表現の本質を探る。代表作は、鈴木が移住した家の元家主を弔う映像インスタレーション「最も遠くの人へ」 (Gallery COEXIST-TOKYO, 2017)、屋外に設置したキャンバスを盗んだ人と交流を試みるプロジェクト「ミッシングキャンバスプロジェクト」(Rijksakademie, 2020-2022)、などがある。

東野哲史

1976年滋賀県生まれ。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業。非生産的生産活動という名目のもと、日常の取るに足らないものごとや単なる思いつきに対してのレスポンスを制作の起点として、インスタレーション、ビデオ、Web、パフォーマンスなど、メディアを問わず展開する。

山本篤

1980年、東京都生まれ。多摩美術⼤学絵画学科油画専攻卒業。現在、東京を拠点に活動。現代社会が抱える問題を切り口にしたフィクション作品からごく私的なドキュメンタリー、コント的な実験作品など多彩な映像作品を意欲的に制作する。


特別上映プログラム

大木裕之

3月6日(金)、3月15日(日)

表現活動は映像制作のみに留まらず、ドローイングやペインティング、ライブ上映、インスタレーション、身体パフォーマンスなど、その表現手法は多岐におよぶ。
カメラを手に、世界各地に自らの身体を動かし続けながら、移動と生活と哲学の相関関係を探り、動的ネットワークで複雑に構成される世界を描き出す。膨大なイメージが次々に重ねられていく独特で詩的な映像表現は国内外から高い評価を受け、数多くの国際展、映画祭にも数多く参加している。

小鷹拓郎

3月7日(土)、3月13日(金)

社会の分断を抱える地域でフィールドワークを行い、ドキュメンタリーとフィクションを行き来するアートフィルムを制作。文化的背景や民俗学的視点を取り入れながら、モキュメンタリー、サブリミナル効果、モールス信号といった技法を駆使し、国家と個人、現実と虚構の境界を問い直す。歴史や言語、共同体のあり方を掘り下げ、問題の当事者や専門家と協働しながら、ユーモラスな視点で現代社会の抜け穴を模索する。

地主麻衣子

3月8日(日)、3月14日(土)

1984年神奈川県生まれのアーティスト。多摩美術大学大学院絵画専攻修了。ヤン・ファン・エイク・アカデミーのレジデンスプログラムなどに参加。映像、インスタレーション、パフォーマンス、テキストなどを総合的に組み合わせて作品を制作する。 

籠田沙希

3月9日(月)、3月11日(水)

2001年神戸市生まれ。主に映像、彫刻、パフォーマンス、漫才を制作。笑ってはいけないことや笑えないこと、笑う必要のないものごとを、ボケにしたり自分から勝手に笑ってみたりすることから制作を行う。

井口美尚

3月10日(火)、3月12日(木)

パフォーマンス、映像、彫刻などの複数の位相の異なるメディアを横断する中でトポロジーという概念を手がかりに、身体ー空間ー素材という要素に反応しながら制作を行う。
『嘔吐をした際に身体の内外の空間を知覚し、また逆流の効果によって視界が震えはじめた。』 という体験から身体とその空間との境界を探り始める。
現在は 陰謀論、ダイエット、言語、ダンス(像)、儀式 といったモチーフに興味を持っている。


「ノン」

3月15日(日)13:00-17:30頃(HOYOUJYO内は15時から)

出演 :
春春(野間晴明/松岡はる)、森椋平、植木麻琴、井口美尚、石田裕己、手塚美楽、and more!!




春春(野間晴明/松岡はる)

野間晴明と松岡はるによるユニット
野間晴明 2003年 愛媛 O型 うお座 172センチ 26.5センチ 彩り野菜と若鶏の⿊酢あんかけ定⾷
松岡はる 2001年 東京 A型 おひつじ座 163センチ 23.5センチ デミグラスハンバーグ&有頭えびフライ

森椋平

2001年 千葉県生まれ 2025年 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業 千葉県を中心に制作、活動 主に油画、ドローイングを制作している。 個展 2025 『私の髪は自由にゆれる、ごくごくと水を飲むように。』タイムマシーン研究所 神奈川 2025『それは川だったか、用水路だったか』 光灯 東京 グループ展 2023 『では、お菓子だけいただきますわ』 八王子城跡 東京 2025『点滅』 吉祥寺ハモニカ横丁 東京

植木麻琴

2002年大分県大分市生まれ。 2024年武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒業。 名前に木が多い。 歩く中で見た景色/見つけた知らない人達の意思または無意識でできたおもしろいもの・感じた空気・体のこと・人との繋がり・似ているけど違うもの・使いたい素材などから始まり、軽さと重さのバランスをとることや素材の組み合わせを楽しみながら、主に絵と立体と空間をつくる。

井口美尚

1998年東京生まれ 東京藝術大学 メディア映像研究科 修士課程 在学中。パフォーマンス、映像、彫刻、など、の異なる媒体で表現する。衣服、ダイエット、ダンス、教育、家族、儀式、料理、陰謀論、などを面白いと思っている。身体周りの、社会で規定されてしまう、見え方や秩序に興味がある。 最近の展示2026年「Media Practice 25-26」(東京芸術大学元町中華街校舎/神奈川)、2025年「Soup Salt and Pepper」(Art Center Ongoing/ 東京)

石田裕己

2001年生まれ、神奈川県逗子市出身。パフォーマンス作家、批評家、研究者。東京大学大学院総合文化研究科表象文化論コース修士課程在籍。現代の閉塞的状況とそこからの脱出、遊戯と芸術の関係、ポップカルチャーのジャンクな魅力などに関心を持ち、制作・執筆・研究を横断的に行う。研究上の専門は戦後日本現代美術。ウェブ版「美術手帖」にて地域レビューを連載中(東京担当、2025年~)。

手塚美楽

2000年東京生まれ、うお座、B型。伊藤野枝フォロワー。武蔵野美術大学卒業。美学校「現代アートの勝手口」修了。東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻在学中。2021年、第一歌集『ロマンチック・ラブ・イデオロギー』を書肆侃侃房より刊行。映像、パフォーマンス、文章表現による作品制作をおこなう。

黒坂ひな(撮影)

1999年生まれ 香川県坂出市出身 東京都内を拠点にフォトグラファーとして活動 「即興!ZINE作り編集部」主宰 別府が好き


イベント

日時&参加費

オープニングパーティの他、別府で活動されるアーティストやアートスペースを運営されている方々を招いて、本展参加作家とのトークイベントを開催します。

3月6日(金)
19:00~
オープニングパーティ

1000円

1ドリンク付

アーティストトーク ①

「漂流のススメ」

ゲスト:
ナカバヤシアリサ

+ 小鷹拓郎
+ 柴田祐輔

3月7日(土)
19:00~

1000円

1ドリンク付

アーティストトーク ②

「中心からずっと離れて」

ゲスト:
下浦萌香


+ 東野哲史
+ 山本篤

3月14日(土)
20:00~

1000円

1ドリンク付

アーティストトーク ③

「やってきたこと、やっていくこと」

ゲスト:
橋爪亜衣子(ドマコモンズ)

+さだかたりな
+ 松岡はる
+ 鈴木貴徳